あなたは衛生面において子どものお手本になっていますか?
Happy Staff • June 9, 2020
最近、手指を清潔に保つことや、衛生面でのエチケットを徹底する大切さについて、特に話題になっています。
国立感染症研究所の報告によると、今季(2019-2020年)のインフルエンザ患者数は過去12年間で最少だったそうです。
衛生的な生活が様々な病気から身を守る事ができると実感した方も多いのではないでしょうか。
小さな子供たちは特に環境に影響されやすいため、感染症から身を守るためには、自分の体や周囲の環境を清潔に保つことがとても重要です。「自分から手を洗う子になってほしい」と、どのお父さんお母さんも考えておられると思います。しかし、そのまま放っておけば自然にできるようになるかというと、そうではありません。なぜ必要なのか、どのように行動すべきかを教わり、さらに訓練をすることで、衛生的な生活習慣を徐々に身に着けていきます。
本園でも、キャタピラークラス(2才~)に入園したばかりのお子さんは、食事、排せつ、身の回りの片付けなどをするのが、一人では難しいことがほとんどです。
ですが、「外遊びの後に手洗いをする」「食事の片付けは自分でする」など、日々のルーティンを通して学ぶことで、グラスホッパークラス(3才~)に進級するころには先生の補助なしで自立した衛生行動をとることができるようになっています。
さらに成長すると、細菌と病気の関係について論理的に考えて行動するようになります。
バタフライクラス(4才~)やポーキュパインクラス(5才~)の生徒に「細菌(germs)って何?」と質問すると、授業で学んだ知識をもとに、得意げに答えてくれます。
さて、これらの教育を確実にするために必要なのが、実は「お手本を見ること」です。
子どもたちは大人が驚くほどの観察力を持っています。お手本を見て、本人が頭の中で行動をイメージすることが、脳科学的にも根拠のあるトレーニング法なのだそうです。園でも、先生たちや、年上のお友達の様子をとてもよく見ていて「どんな時に手を消毒しているのか」「大人たちは言葉で言っていたとおりの行動をとっているか」をお手本に吸収していきます。
良いお手本を示しながら、子どもたちの衛生面での自立を促していけると良いですね。
クイズ
「衛生」は英語「hygeine(ハイジーン)」と言いますが語源はどこの言葉でしょうか。
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